どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
柔道整復師の学生は国試合格を目指しているのは言うまでもない。
その反面、現場に出ての知識もある程度は学生時代に押さえておきたいところでもある。
そこで今回は国試と現場目線で考える「学生が力を入れるべき教科ランキング」を公開していく。
これを参考に自分でも色々考えて見てほしい。
国試力=現場力ではない
国試に受かる力と現場で働く力は全く違う。
だから卒後はじめて現場に出る柔整師ははっきり言って役不足。これは誰しもそうだよね。僕もそう。そこから少しずつ現場の力を付けて一人前に近づくわけだ。
ただ学校で学んだものでも現場で使えるってものも、もちろんある。
今回はそこに注目した内容となっている。
そもそも柔整の国試ってどんな教科がある?
そもそも柔道整復師の国試は何があるかを理解しておく必要がある。
下記を参照してほしい。
- 解剖学
- 生理学
- 運動学
- 病理学
- 公衆衛生学
- 関係法規
- リハビリテーション医学
- 一般臨床医学
- 外科学
- 整形外科
- 柔道整復理論
国試は以上の11科目から出題される。
授業ではその他、おまけの教科を習う事もあると思うけど、国試には出されない。
管理人の記憶だと、経理や英語などを習った。正直経理はもっと勉強しておけばよかったと今更ながら思っている・・・
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柔整の国試の配点から必要な教科を考える
まずは柔道整復師の国試の配点を確認していこう。
- 解剖学 30(4)問
- 生理学 25(3)問
- 運動学 10(1)問
- 病理学 13(1)問
- 公衆衛生学 12(1)問
- 関係法規 10(1)問
- リハビリテーション医学 10(1)問
- 一般臨床医学 25(2)問
- 外科学 10(1)問
- 整形外科 10(1)問
- 柔道整復理論 45(14)問
最初の数字が一般問題で、必須科目は()の中の数字で合計で30問。
こうやって配点を見ると一般問題は120問とる必要があるから、解剖・生理・一般臨床・柔整理論が取れないと国試も受からない可能性がグンと高くなる。このあたりは必ず押さえておきたいポイントだね。
配点からみると大切なのは柔整理論>解剖学>生理学>一般臨床医学の順番。
特に解剖学は他の多くの教科と関連するので間違いなく押さえておく必要がある。
現場でより使う教科から国試に必要な教科を考える
国試の配点からみる大切な教科はわかってもらえたと思う。
そこで次に注目してほしいのは「実際に現場では使えるか」となる。
どうせなら国試にも大事で現場でも使える知識をもっていた方がいいからね。
5つ上げるとして順番としては解剖学>柔整理論>生理学=運動学>整形外科学の順番になるだろう。もちろん勤務先によって異なるけど、現場に出ての経験上こうなった。
柔整理論がどこに来るか迷うところだけど、まあ一様使える知識かどうかは別として柔整師ってことで2番目にしてみた。
と言うのも骨折の知識は学校と現場での対応のギャップが大きいものの、軟部組織損傷はそのまま使える要素が多いと言った面がある。まあこれについては実際に現場に出てもらえば目の当たりにすると思う。
では上の2つを加味して柔道整復師の学生が力を入れるべき教科ランキングをチェックしてみよう。
柔道整復師の学生が力を入れるべき教科ランキング
上位5つだけでもいいけど、せっかくだから全て何かしらの理由を付けてランキングを作ってみた。
1位 解剖学
これは2つのポイントで上位だから当然の結果。
そして何よりそもそも解剖学がわからないと、生理学や柔整理論、運動学、整形外科学など他の教科もチンプンカンプンになってりまうからだ。
国試の選択肢に知らない単語が出たら結構やばいでしょ?
また卒業後も筋肉の起始停止や内臓の位置など基本的な事はそのまま使えるので覚えておいて損はない。
国試の一般問題は30点満点じゃなくてもいいので、9割目標としよう。
ちなみに現場でおすすめの解剖学の参考書はこちら。
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【外れなし】柔整師が絶対に買うべきおすすめの解剖学の参考書2選
柔道整復師がもっておくべきおすすめの解剖学の参考書の紹介です。取りあえずこの2つを持っておけば問題ないでしょう。何年も使えて、内容も濃い解剖学の鉄板参考書とは?
2位 柔整理論
2位も上のポイント2つで重要視した柔整理論となる。
こいつは何より配点がでかい。取れない=落ちると言っても過言ではなく、当然おさえておくべき教科となる。
但し現場ではそのまま全ての知識が使えるわけではないのがネック。
8割は取りたい。
3位 生理学
生理学も配点がでかい。スルー出来ない配点だ。
現場ではメインとしては使わないものの「え、これ生理学じゃん」って感じでちょこちょこ絡んでくる。
覚えておいた方がいいんだけど現場に出ると一度は忘れてしまう、そんな存在
8割はほしい。
4位 運動学
4位は同着として運動学と一般臨床医学とさせてもらった。
運動学は国試では配点は少ないものの、現場で度々使われえる知識となる。
現実的な科目。
7割ぐらい取りたい。
4位 一般臨床医学
一般臨床医学はまず配点が大きいく、落とせない教科となっている。
と言うのも見ればわかるけど教科書が厚く、暗記要素が多いからこの配点なんだろう。
また一般的な医学については現場でもちょこちょこ使わるので押させておきたい。
6割取ろう。
休憩
ここまで5科目が出たけど、理想の点数はすでに約105点だ。如何に効率よく重要な所から取れるかも国試では大切なのは改めて言う必要はないよね。
ちなみにあとはぶっちゃけ、感でマークシートに記入しても確率的に問題ない。
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では続きをみていこう。
6位 整形外科学
整形外科学は基本的にオペについてや先天性疾患など整骨院では使用頻度は低い教科といえる。
ただし現場が病院やクリニックの場合、必要となるケースもあるので疎かにいてはいけない。
柔整理論と被るところがあったと記憶しているので勉強しておいて損はないだろう。
7位 リハビリテーション医学
リハビリテーション医学が必要となるのはつき方をはじめとする杖の使い方が現実的なポイント。
正直に言うと管理人は学生時代、国試対策も含めてこの教科をそこまで勉強した記憶がない。
ただ整形外科学と一緒で病院やクリニックでは知っていた方がいい教科。
8位 公衆衛生学
公衆衛生学は全てを覚えておくというのは難しいので、流行があればそれを押さえるぐらいの気持ちでいいだろう。
解剖学や生理学と比べるとどうしても、現場での使用頻度は下がる。
暗記の要素が多いので厄介なイメージ。
9位 外科学
これもあまり勉強した記憶がないせいか重要度がなんとも言えない。
熱傷のレベルなどがそうだっと思うけど、現場的にはそこまで使う教科とは言えない。
使うとしたらクリニックや整骨院ではなく、スポーツトレーナーなどもっと流動的な現場だろう。
問題数も多くないので、必須科目対策として広く浅く勉強するのがいいかもね。
10位 病理学
病理学はぶっちゃけ現場ではそうそう使わない。というか使った記憶がない。
もちろん管理人の記憶が乏しいのも理由だけど配点も少ないし、重要教科とは言い難い。
11位 関係法規
関係法規は順位は最下位だけど、決して重要でないわけではない。
と言うのも関係法規は点数が取りやすいので、早々とクリアすべき教科なのだ。
そして現場に出ていきなり必要になることはそこまで多くないのもポイントとなる。
もちろん開業前には必ず押さえなくてはならない重要な教科であることには間違いない。
まとめ
柔整の国試で押さえておく教科は国試だけにフォーカスしても、現場のことを考えても解剖学・生理学・柔整理論は大切となる。
プラスアルファとして問題数が多い一般臨床医学を押さえておけば100点ぐらいは取れるので、このあたりはポイントだね。
あとは現場用として運動学を押さえておこう。
関係法規も大切だけど点数は取りやすいし、後からでもok。
他はまあ・・・自分が取りやすいとか単純に好きであれば攻めてもいいだろう。
とりあえずは柔道整復師の国家試験で押さえておきたいのは解剖学・生理学・柔整理論・一般臨床医学ということとなる。
参考にしてほしい。