どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
柔道整復師になりたいと思ったら専門学校や大学に入学するのが唯一の方法で、それらの学校は国試に受かる様に教育していくのが一見当たり前に思えるよね。
でも実際、学校に要求されているのは柔道整復師の国家試験に合格するための知識だけではなく、もう1つ大切な使命がある。
それが「医療人としてのある程度の知識」だ。
実は医療人としての知識と国試合格に必要な知識というのはイコールではない。と言うのも柔道整復師の業務内容だけではさすがに国家資格は与えられず、ある程度の範囲の知識(病理などね)は必要になる。それはある種当て前で、ぶっちゃけその「ある程度の知識」を無視しても国家試験はパスできる可能が高いんだよね。
そこで今回は専門学校に求められる医療側からの事情を無視した、外野だからこそ書ける「超現実的な国家試験の合格率を上げる方法」を書いていく。
専門学校からみたら外道だけど、国試合格からみたらど正論な内容が気になる方は読み進めて欲しい。
はじめに読んで欲しい記事
最初にこちらの記事に目を通してほしい。
⇒柔道整復師の学生が本当に力を入れるべき教科ランキング。国試11教科の順位は?
読んだら下へどうぞ↓
柔道整復師の国試ってそもそも一般問題は120/200で必修問題は24/30をクリアする必要がある。
特に重要なのが必修問題。この必修問題をクリアできるかで国家試験の合格率は大きく変わる。つまり国家試験の合格率を上げたいなら必修問題対策をして基礎を固めておく必要があるわけだ。
それだけ時間を取る必要があるけど、出題範囲の広さから一般問題も無視できないのも事実。
そこで今回解説する方法は一般問題を効率よくパスして、必修問題対策をする時間を確保する方法となる。
一般問題を効率よくクリアする方法
柔道整復師の国家試験の教科は11でその重要度によって配点が異なってくるわけだけど、その配点の違いがポイントとなるんだよね。
ちょっと配点を確認してみよう(かっこは必修での配分)
- 解剖学 30(4)問
- 生理学 25(3)問
- 運動学 10(1)問
- 病理学 13(1)問
- 公衆衛生学 12(1)問
- 関係法規 10(1)問
- リハビリテーション医学 10(1)問
- 一般臨床医学 25(2)問
- 外科学 10(1)問
- 整形外科 10(1)問
- 柔道整復理論 45(14)問
上で紹介した記事でも書いているけど、主要教科+配点が多い教科の解剖学、生理学、一般臨床医学、柔道整復理論の4教科の合計点は125点。つまりこの4つは絶対にないがしろにしてはいけない。
逆に言うと、この4教科を押さえれば一般問題でのクリアは大きく近くなるんだよね。
この4つを仮に8割取れたとするとそれだけで100点。9割なら112点となる。
これなら他の教科の合計で75点分を3割しか取れなくても、100+22で122点(112+22=134)で合格となる。
こうみるとわかるけど、ぶっちゃけて言うと一般問題に限っては4教科中心にやり、他は触る程度でも受かる可能性が高いんだよね。
でもこれって学校では体裁的に絶対教えてくれない。「いらない教科あるから捨てていいよ」なんて言えないからね。
ただ「国家試験合格」という目線だけなら効率化を考えるのはむしろ正論。
そしてここで効率よく点数が取れるようなら、残りの時間を重要な必修科目に時間を割くことができる。時間は有限だから重要なところに当てることができるのは大切だよね。
これが僕が考える柔道整復師の国家試験を効率よく合格する方法となる。
現場では他の教科も大切
かといって大切な4教科以外を捨てるのはいささかよくない事を現場の目線から一応注意書きとして書いておく。
例えば運動学は現場では重要になるし、公衆衛生も知っておきたい知識が少なくない。整形外科やリハビリテーション医学もope後の知識として知っておきたい。
もちろん知識を更に上乗せする必要はあるけど、おろそかにしてはいけないんだよね。
効率よく合格したいなら重要4教科を集中して行い、残りは必修科目を押さえにいくのがおすすめ。
もちろん更に合格率を上げたり、現場のことを考えるなら他の教科もやっておいた方がいいのは間違いない。勘違いしないようにね。
おわりに
厚生労働省は柔道整復師にもっと知識を増やしてもらいたかったり、数が増えるのを止めたいのであれば各教科ごとに最低点を設ける必要がある。
じゃないとはっきり言って、これを現役で知っている人は国試はザルに感じてしまうかもしれないからだ。
これ以上取れればOKスタイルから、これ以下でもNGスタイルにもっていく必要はあるんじゃないかと、10年前を思い出しながら書いてみた。