広告 仕事・現場の話

どの資格を取るべき?【柔道整復師、理学療法士、鍼灸師、マッサージ師】

 

人を治療したい、パフォーマンスを上げたいと思ったらいくつかの職場が思い浮かび、それに伴って必要な資格をいうのがみえてくる。

ただ外からみたらどれがどんな資格かという「中身」まではわからないので、悩む人も多いと思う。

そこで今回は取る資格の選び方について「現場の目線」から建前なく正直に解説していく。

各資格の基本的な内容は各自調べてから見てもらった方がわかりやすいかも。またこれについてはLINE@で相談を頂いた内容になり、スライドで音声も取っているので良ければそちらもチェックしてほしい。

他に質問などあったらLINE@よりどうぞ。内容にもよるけどそのまま返答するかスライドを使って解説するかになると思う。

柔整ガイドLINE@

 

資格選びは迷う

これから資格を取ろうと言う人で、それぞれの資格の具体的な違いやメリットなどを理解している人ってそこまでいないと思う。と言うのもそもそも資格の違いってわかりにくくない?

なんやら専門用語に近い話をされて、結局どうなの?ってところが知りたい人にはわかりにくいはず。

 

そんな中多くの人は「自分が経験した資格」を取る方向に行きやすい。例えばケガで整骨院にお世話になったら柔道整復師、病院で手術したなら理学療法士って感じで。

「でもケガのリハビリも整骨院でしたしなぁ?」なんて思う人もいるはず。

そこでまずはそれぞれの資格の違い(=メリット)を簡単に解説していく。あくまで分かりやすさを意識したものなので、詳しくは「〇〇(資格名) 仕事内容」など調べて貰えばわかりやすいだろう。

 

資格の違い

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士の資格の違いとメリット・デメリットを現場目線で解説していく。

柔道整復師(じゅうどうせいふくし)の特徴とメリット・デメリット

柔道整復師は主に整骨院でケガの処置をメインに行う。今では健康保険を使わず自費治療で体のメンテナンスをするところも多い。

メリット:捻挫や打撲、肉離れなどに対して健康保険を使うことが出来き、ケガやケガの処置に強くなる(テーピングや包帯など)。開業権がある。その他にも現在は他にデイサービスで機能訓練と言うリハビリに似た仕事や整形外科、スポーツジム、スポーツトレーナーなど幅広い活動が出来る。

デメリット:健康保険の決まりが厳しくなってきている。以前より柔道整復師が増えたので、ライバルが多い。

 

ちなみに管理人は柔道整復師。

 

鍼灸師(しんきゅうし)の特徴とメリット・デメリット

鍼灸師は鍼(はり)をやお灸(おきゅう)を使って体を良くする資格。

鍼やお灸は古臭いと考える人もいるけど、キチンと出来れば効果はしっかり出る。

メリット:鍼をうつことが出来る。開業できる。

デメリット:自分で開業せずに勤めているお給料はあん摩マッサージ指圧師と並んで安い。鍼に頼りがちで「体を動かす仕組み」に対して弱くなりやすい。(現代はこのからだを動かす仕組みというのがどの資格でもスタンダードになりつつある)

その他:鍼灸師はあん摩マッサージ指圧師の資格と合わせて持つ人も多い。単独では他の資格より2〜3万円給料は安いため。

 

あん摩マッサージ指圧師(あんままっさーじしあつし)の特徴とメリット・デメリット

あん摩マッサージ指圧師は文字通りマッサージをメインに行う資格。

マッサージという文字は他の資格では使用できない決まりで、柔道整復師や鍼灸師、街によくあるマッサージをする店ではマッサージという言葉を使ってはいけない。

メリット:マッサージという単語を使える。訪問(医師の診断書が必要)で訪問マッサージなどができる。開業できる。

デメリット:鍼灸師と同じで患者などの「体を動かす」ことが苦手。マッサージ主体になりやすい。給料も単独の資格だと柔道整復師や理学療法士と比べて安い。

その他:あん摩マッサージ指圧師は鍼灸師と併せて資格を取る人も多い。単独だとやはり他と比べて給料は安くなりがち。開業はできるけど、厳しい。

 

理学療法士の特徴とメリット・デメリット

理学療法士は主に病院、クリニックなどで医師の指示のもとリハビリを行う。リハビリ内容はケガのあと、手術のあと、脳梗塞など内科疾患のあとなど幅広い。

メリット:他の資格と比べて体の知識が深い。福利厚生がしっかりしている職場につきやすい。

デメリット:年々資格保持者が増えていていて、人数が多すぎる。医師の支持がないと基本的に資格を使うことができない。

その他:理学療法士は他の資格と比べて体の知識は深い反面、体の知識というのは独学で勉強出来るという問題もある。理学療法士としては開業できないので、理学療法士の資格は持っているけど「整体師」として開業する人が多い。

 

どの資格を取るべきか?

どの資格を取るべきかを簡単に解説。

開業したいなら⇒柔道整復師

鍼を使いたいなら⇒鍼灸師

マッサージを重要視するなら⇒あんマッサージ指圧師

病院でリハビリしたいなら⇒理学療法士

と言った感じかな。

ただ資格保持者として思うのはいずれにせよ「体を動かす仕組み」を理解するのはとても重要。

その点からみると鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師は弱い。

 

・・・・・・

 

と思いがちだけど必要であれば「体をうごかず仕組み」と言うのは独学でも勉強出来る。ぶっちゃけケガについてもテーピングや包帯なら練習すれば出来る。

つまりこれらの資格の中で現状、その資格しか出来ないものというのは「鍼をうつ」ことだけなんだよね。だから今後優位性が高いのは鍼灸師だと僕は思っている。

体を動かせて仕組み理解している鍼灸師はかなり強い。と言ってもそんな鍼灸師はほとんどいないけど。鍼だけうって完結してしまう人が多いからね。

ここだけの話、柔道整復師の資格を持っている現役の僕が目指すなら「体を仕組みを理解して、動かせる鍼灸師」だ。

雇われている間は多少給料は安いかもしれないけど、それ以上に伸びしろはある。

もちろん病院で働きたいなら理学療法士を取ればいいし、開業して捻挫とかみたいのであれば柔道整復師となる。

自分が何をしたいのか?

当然だけど、これが資格選びの最重要ポイントだろう。

 

資格選びのおまけ。生活を意識するなら看護師が最強

ぶっちゃけどの資格にも魅力を感じず、生活できる資格がほしいなら現状で最強は看護師。もちろん医師は除いてね。

職場は大変かもしれないけど、パート・アルバイトでも他の資格よりも時給はいいし、求人も多い。

持っているだけで一生食べれる資格。

雇われる立場で時給2000円を軽く超えて、なおかつ多くの求人があるのは看護師で、間違いなく持っておいて損はない資格だと思う。

 

以上で「どの資格をとるべき?」の話は終わりになる。

少しでも参考になれば幸いです。

あなたにおすすめの記事

1

柔道整復師、鍼灸師の求人転職サイトを13サイト比較してまとめてみた。全てのサイトを見て思った選ぶべき会社、選んではいけない会社とは?またおすすめは?

2

ここでは柔整ガイドに来たならみてほしい記事一覧になる。 新しい記事がアップされるたびに入れ替えを行っているので、どんどんオススメがバージョンアップされる。 柔整師の悩みで多いものから柔整師の人生にとっ ...

-仕事・現場の話