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高齢者に筋トレとしてレッグエクステンションをしている介護施設は今すぐやめたほうがいい理由

更新日:

 

どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!

 

最近は預かり型のデイサービスは厳しい状況で、機能訓練型としてどうにかやってるってところも多いと思う。一応、機能訓練って謳うのでそれなりに筋トレ風の器具やらを置いているけど、それが逆に機能低下を起こしているリスクがあるのを理解してやっていない人も多いはず。

そこで今回は機能訓練型でやっているトレーニングがあんまよくない事もあるよって話を書いていく。高齢者の筋トレ、特にレッグエクステンションに注目して書いていきたいと思う。

まさか筋トレでレッグエクステンションやっていないよね?

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レッグエクステンションとは

レッグエクステンションとはレッグ(=足)をエクステンション(伸ばす)するので足を伸展する動きになる。特に筋トレ器具においては膝関節の伸展、つまり大腿四頭筋の求心性収縮になる。

そこで「高齢者だと膝崩れの心配があるから、器具で大腿四頭筋を鍛えた方がいいですよ~」なんて言ってるとかなり危険。

ここでは"膝崩れ=大腿四頭筋の筋力がない"かどうかの議論はおいておいて、純粋になぜ危ないかを解説していこうと思う。

 

高齢者にレッグエクステンションの筋トレが危ない3つの理由

筋トレを単純に考えている介護施設はまずは少しでも勉強すべき。

求心性か遠心性か、単純に働くのか協調すべきなのか、器具は必要なのか?

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協調性の欠如

筋トレ器具においてその大きな弱点は「単一の筋しかトレーニングができない」という点がある。もちろん協調性をキープしながら行えるものもあるだろうけど、基本的に介護施設ではそんなものはなく、いわゆる座って足に負荷をかけるタイプがほとんど。

そこで問題になるのが通常時の歩行は単一の筋で行われていないという点。

想像してほしい。歩行時、確かに大腿四頭筋の収縮が入ることはあるだろう。ただ他の筋収縮はどうなっているのか想像したことはあるだろうか?

脚長差がある人は横にぶれるかもしれない。ではぶれた時の収縮はどうなるか?

大腿四頭筋が収縮しながらも他の筋も収縮が入るだろう。

そこで大腿四頭筋ばかり収縮を入れたらどうなるかと言うと、いざという時に他の収縮を促すことが難しくなる。

筋肉は立位でメインに働く以上、協調性を無視して話をすることはできない。単純な筋トレは失うものもあることを覚えておいてほしい。

 

関節痛の助長

多くの高齢者は関節の可動という意味では、若い人と比べて明らかに落ちているだろう。

そしてここで問題なのが大腿膝蓋関節(PFjt)の摩耗。大腿四頭筋の収縮は膝蓋骨を押さえつける働きもあるため、可動性が落ちている状態でのレッグエクステンションは摩擦力を高め、痛みに繋がる恐れがある。

 

柔軟性・機能の低下

大腿四頭筋は求心性で使えば使うほど、遠心性での収縮が苦手になる。これはこの筋だけにいえることではなくて、全ての筋に言える。

歩行時や階段を降りる時などは大腿四頭筋において重要なのは求心性ではなく、むしろ遠心性収縮または等尺性収縮に近い収縮形態。これを知らないでレッグエクステンションをして求心性の能力だけ高めても、実際の歩行に結びつかないなんてことも現実的にあり得る。

このように収縮形態の違いから、機能の低下が起こる。

また柔軟性の低下にしても、座位で後ろに背もたれがある状態で膝関節伸展するということは大腿四頭筋は最大短縮位となる。つまり柔軟性という面でははるかに劣り、膝蓋骨周囲の痛みに繋がることは簡単に想像できると思う。

 

なんとなく行っている筋トレっていうのは、なんとなく身体を悪くし、利用者の機能を低下させているというリスクを知るべき。

 

改善点の提案

ではどうしたらいいのかについて管理人の意見を書いていこうと思う。

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組み合わせて筋トレ

まず余程低下している場合は筋トレもいいと思うけど、そこから他のトレーニングなどを組み合わせる。出来れば荷重位で行うといいだろう。

荷重時、大腿四頭筋の収縮を感じた状態から左右に振って促通を促したりね。

あくまで単一な収縮を避けるために他のエクササイズを組み合わせること。

 

可動域を出してから行う

大腿膝蓋関節の可動域が落ちた状態は四頭筋が膝蓋骨を押させるので痛みが助長させる可能性がある。

膝蓋骨のモビライゼーションを行おう。

そして下記を参考に負荷を決めてほしい。

 

関節エクササイズとして行う

これが一番いいと思う。負荷なんか一番軽くして、関節のエクササイズとして行うといい。

そもそも大腿四頭筋が単一で働くことなんてないんだから、エクササイズぐらいの気持ちで関節可動域訓練を行った方がいいよね。

あくまで筋トレとして行わないという選択肢も全然あり。

 

おわりに

器具は意味がないかと云われればそうでもないし、なんでもそうだけど目的は何かを考えない行動というのは非生産的である事が多い。今回の場合ではむしろ悪化することもある。逆に言うならつまり目的をはっきりさせた器具のエクササイズは効果的と言えるだろう。

 

知らぬは罪。多くの介護系柔整師は勉強量か減る。

それを理解しながら日々を過ごした方が、自分にも利用者のためにもなることは間違いない。

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