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【柔道整復師】国試に2度落ちても受かった青年の話

 

今回は雑文というか、取り留めない話をダラダラ書いていこうと思う。

柔整ガイドの記事が好きとか、実際にタイトルの通り「柔道整復師の国家試験に落ちてしまった人」以外はつまらないかもしれないね。

それでも良ければ最後まで読んでみてね。

あ、ちなみに、国試に落ちたけどこれからどうしたらいいのかわからない…そんなガチな方はこちらの記事をどぞ⇒柔道整復師の国家試験を落ちた君へ。これからやるべき5つの手順を紹介

 

僕の以前の環境に柔道整復師の後輩がいた。

彼は高校を卒業後専門学校へ入学したんだけど、在校中の国試に落ちてしまった。国試は卒業前に受けるから在学中ね。

原因は単純に勉強不足だったんだ。

彼自身の勉強量もそうだけど、学校環境が悪かったのもあるだろう。お世辞にも学生の為に学校を作っているとは言えなかった。もちろん専門学校は利益を求めるものだからお金を取るのはいいけど、取るなら取るなりのパフォーマンスを見せるべきだよね。それが全くバランスが取れていない学校だった。

(今は潰れているんじゃないかな?)

意思が強く、環境に流されない人ならいいけど、彼は至って普通の人間だった。いや、むしろ「お調子者」と言う言葉が当てはまるぐらいの人間だったんだよね。

 

柔道整復師の国家試験は初回なら60〜70%の確率で受かるけど、2回目以降は20%と落ち込む。これは勉強にウェイトをかけられない環境が原因だけど、彼もその典型だった。

プータローで、友達とスロットの為、朝から並ぶぐらいのやつだった。でももしかしたら彼は「モッテイタ」のかもしれない。

そこで当時の院長と奇跡的に遭遇出来たのだから。そしてプータローは卒業し、系列のデイサービスで働くことになった。

 

当時を振り返ると彼の受け答えなどは…解剖学の基本的な知識はないし、そりゃ落ちるわって感じだった。

その後もお世辞にも勉強はしているとは言えなかったけど、出勤は真面目にしているし勤務態度も問題はない。

 

そんな日がいつの間にか過ぎていき、彼にとって2回目の国家試験。でも当然落ちる。贔屓目にみて受かる確率はまさに20%ぐらいだと感じた。

少しは懲りた?のか、以前よりは勉強をしている彼。でもはっきり言って学生のレベルに追いついたかというと「……」って感じ。

(もちろん僕も病理やらはさっぱり忘れているけど、解剖学や運動学のことね)

それでも勉強量は増えない。スロットの話かキャバ嬢など取り留めない話ばかりしているから、そういうことなんだろう。

仕方がない。それが彼の人生なのだから。

 

そんな人生を過ごしていき、3回目の国家試験を迎えた。僕の受かる予想は24%ぐらいかな…と勝手に思っていた。

思っていたんだけど、まさかの合格。

 

「ファッ!?!?!?」

 

本当に世の中は何が起こるかわからない。

柔道整復師の2回目以降の国試合格率は20%ぐらいだけど、その20%に意図的に入るのにはそれなりに勉強が必要。

正直、彼が「それなり」を満たしていたとは思えない。

でも、それでも…そういったことが起こる。

2回目以降の国家試験に受かるのは正直大変。普通は落ちる。

でも「受かること」もあるんだよね。

彼を見てきた感想としては試験に受かるのはもちろん大切だけど、国試に受かるまでの間にどういった生活をするのか?の方が重要だと感じた。

40代になってから専門学校へ通う人がいるように、業界へ入るのに2〜3年遅れたからって長い目でみると大した問題ではないんだよね。

その間に自分という人間性、人間力を損なわずに育むのが大切だと、僕は思うわけだ。

今回の彼がそれが出来ていたとは思えないけど、もし今回落ちてしまって落胆しているとしたら、まだ気が早いかもね。

確かに資格のない君は、資格を取った人と比べて業界では遅れを取るかもしれない。でも人生単位でみるとそれは大きな差になるだろうか?

君は「資格がないことを優位性に」した、資格を取った人が出来ない数年を過ごせると、10年後に当時の後悔は皆無になっているはず。

 

ただそれが逃げでの行動にはならないことを僕は願っている。

 

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