どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
実は柔整師って客観的に見ると結構ブラック。って「実は」ではないけど…。
中には正常な判断ができる人がいて「この業界やべー」と判断し正常な院や会社へ転職する人もいるけど、これが当たり前と刷り込まれそのままって人もいると思う。
あとは引くに引けないってのもあるかな。
この記事では柔整のブラックなところを書いてあるので、気になる人は是非チェックしてほしい。
客観的に見ている?業界のこと。
柔整師の業界を客観的にみる
そもそもブラック企業って何ってところから共通の認識が必要だと思うので、簡単に説明していこう。
ブラック企業とは…
少なくとも以下の要件が当てはまればブラック企業と呼称される(2点以上あてはまる企業も存在しうる)。
- 企業および経営者の負うべき責任を明確にしていない場合(組織的に責任を免れようとする企業)
- コンプライアンス(CSR)の精神が欠如した企業
特に
- 従業員の過労や公害病などの被害者(およびその親族)からの訴訟と責任(損害賠償など)を免れる企業
- 末端の従業員(平社員、アルバイト、パート)および待遇を軽視している企業
- 消費者や地域への貢献度が低い企業(商品・サービスの質に劣る)
Wikipedia ブラック企業概要より
ここで注目されるのが『コンプライアンスの精神が欠如した』というところ。
さらにWikipediaによるとコンプライアンス違反例として下記が記載されている(2017/4)
末端の従業員や利用者(顧客)を軽視(安全・企業としての社会的責任や潜在需要、使命を軽視する)
↓
従業員への長時間労働やサービス残業も厭わない
これ。
自分が勤めている院もそうだけど、街の整骨院や接骨院、鍼灸整骨院などの営業時間をみてほしい。
あくまで営業時間が8時間でもその他の作業、レセや準備、掃除などを含めると拘束時間はこれに当てはまらない。業務時間≠営業時間ってことだね。
中には物理的な暴力や精神的な暴力も未だに行う院もある。
これって客観的にみるとブラック。
ただ今の世の中だと他の企業も拘束時間も長いから患者さんから「先生も大変ですね!」とか言われて双方納得してたり、何よりもこの業界自体がそれが普通ってフシが強い。
そして未だに「人に教えてもらって給料が貰えるんだから、貰えるだけ有難いと思え!」的な精神の年長者がいることにビックリだよね。
まあ確かに教えてもらえる+給料が頂けるって考えると素晴らしいと思う。
ただしそれはそう思っているうちだけ。
いつの間にか「教えて貰える」か「勤めている」に変わると、業界はブラックとなる。
なのであなたがもし「教えて貰っているから…」と考え、納得しているなら今回の記事は必要ない。
逆に「整骨院辛いわ…」「マジ理不尽!」と感じているなら続けて読んで欲しい。
柔整・整骨院業界がブラックな理由
上記に一部書いたけど、ここではもう少し詳しく書いていこう。
拘束時間、労働時間が長い
これは上に書いてある通り、拘束時間は長い。
普通であれば11〜12時間ほど。
中には昼が短いけど、夜は普通といった労働時間が長いところもある。
こっちはガチブラックだよね。
職場にいる時間>家にいる時間
整骨院勤務でこれか成り立つ人は多いはず。
給料が上がらないなど賃金関連がおかしい
これも結構多い問題。
でもこういった話をすると「お前がもっと頑張らないからだ!」とかわけがわからない事を言う人もいるだろう。
いや、わかる。確かにそれもある。
でも考えてみてほしい。
「教えて貰って尚且つ給料も頂ける」精神でものを言っているなら、教えるレベルの人にマーケティングも頑張らせるつもり?
いい?
今の時代、頑張る=院が儲かるという式は成り立たない。なぜなら強豪が多い&業界が厳しいからだ。
院長や責任者が売上を上げたいなら、やるべきことは下を叱咤するよりも、あなたがマーケティングを学んで、その上で教育する方が圧倒的に効率的だ。
ちなみにレセをやらされているのにその分の手当(残業手当)がないところと問題。
勇気がある従業員は試して欲しい事がある。
あなたの時給を計算してみてほしい。
まさか1,000円も切っているなんて事があるなら、今の職場に相当のメリットかない限りは環境を変えることをおすすめする。
古い先生が多い
これも問題。
いや、確かにいわゆる古い先生でも素晴らしい人は多い。物腰も低いし、知識を吸収したくて勉強している人が多いのも事実。そんな先生は素直に尊敬する。
ただ逆もいるのも事実だよね。
昔はこうやって働いたもの!なんてある種の暴言ひ吐く人もいるだろう。
今は昔ではない。
僕の知り合いに数年前まで整骨院で勤めていて暴力をふるわれていた人もいる。このあたりはリアルにブラックでく○としか言えない職場だ。
仕事内容の問題
仕事内容詐欺も問題。
最初の面接では「うちは手技とか治療は自由だから、好きにやっていいよ!」とか「外傷が多いから手技はリハビリが多いかな」なんて話されて、いさ入ってみると、毎日毎日マッサージ!みたいなね。
その上やり方もゴリゴリに指示されると言う、明らかに面接とは違った現象か起こる。
こらは完全にアウト。
人間関係
正直人間関係は他の職種でもそうだろうけど、書いておく。
例えば
- 無理矢理飲みに誘われて、断れない
- 雑用は全て自分
- 患者同士の関係にも気を使う
このあたりが現実的。まあ雑用は他の職員の状況にもやるだろうけど。
ただこれが当たり前で違和感が感じていないなら、完全に洗脳されている。
このように整骨院特有のものもあれば、一般的な会社に当てはまるブラック要素もあるし。
社会的にブラック企業は駆逐される流れだけと、まだまだ中小零細企業には目は向けられていない。
自分の身は自分で守るしかないんたよね。
では次にブラック整骨院、ブラック接骨院から抜け出す具体的な方法をアドバイスしよう。
ブラックな整骨院や会社から抜け出す具体的な方法
あなたか今の現状をどうにかしたいと思っているなら、答えは下の6つの中に答えはあるはずだ。
おすすめ⑥ 悟りを開く
この際何も求めない。
全てを受け流す意識を持つこと。
そうすればストレスすらストレスと感じなくなるだろう。
ただ暴力などの問題の解決にはならないので、現実的に厳しいかな?
おすすめ⑤ 開業する
もういっそのこと開業しちゃう。
そうすれば完全に自分次第。よくも悪くもね。
ただ今までとは違うジャンルの勉強が必要となる。
マーケティングは今の時代必須だろう。
あとはある程度はまとまった開業資金は必要となる。
年齢によっては当てはまらないのでおすすめランクは低いめにした。
おすすめ④ 他業種へ転職する
「柔整師を辞めたい人へアドバイス」で書いたけど整骨院自体を辞めるという選択肢もあり。
そして全く他の業種や環境を得るために行動するのも賢い選択と言える。
おすすめ③ 業界(ジャンル)でトップクラスになる
あるジャンルでトップクラスとなってセミナーや講師を受けるという選択肢もある。
ジャンルは何でもいい。オスグッド、足底腱膜炎、肩関節周囲炎、骨折、固定。
なんでもいいから尖ることが出来れば武器になって、道が開けるだろう。
あとは行動次第。
おすすめ② 仮面柔整師となる
例えば賃金は安くても条件がいい職場ならある。なんならパートでもいいだろう。
他に収入があるなら。
賃貸収入、為替、株、ブログ。なんでもいいだろう。25万も稼げれば他で10万稼げればソコソコの生活はできる。
柔整師の仮面を被り、実は別の顔を持つという選択肢もあり。
別の資産があれば1つに囚われなくていいから、どこでも生きていけるだろう。
そういった面でおすすめ。多少時間はかかるかもしれないけど、現実的。
おすすめ① 他院へ転職する
これが一番現実的な解決策となるだろう。
今の環境が無理なら変えちゃえばいい。
事実、他にいい環境の院なんていくらでもある。世の中に整骨院・接骨院はメチャクチャ多いからね。
こっちで転職サイトの比較をしているけど、実際みると良心的な会社が多い。
個人的にはここがオススメ。オススメの理由はしたをどうぞ。
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ブラック整骨院のまとめと解決策
ブラック院のまとめと解決する順序を確認しておこう。
今を変えるステップ① 環境満足度
まずは自分が今の状況に満足しているか、自分自身と向き合ってみよう。
そして何か違うと感じたら次のステップへ
↓
今を変えるステップ② 賃金
ステップ②は時給を調べてみて。
あくまで時給はステップ①で満足していない状況だったら調べて欲しい。
多くの場合時給を調べて、それが決め手となること推察できるからね。
↓
ステップ③ 相談
ステップ②で明らかに不満度が高くなったら、責任者に相談しよう。賃金や就業環境の見直しを。
もし相談できないなら、このステップは飛ばしてOK。
↓
ステップ④ チェンジ
最後は抜け出す方法を参考に道を決めてほしい。個人的におすすめは職場を変えちゃうこと。
ここまでステップを踏めているあなたなら行動もできるはず。
ただ最後に言っておくけどあなたが行動しない限りは、拘束時間が長いからプライベートな時間は少ないし、給料は一般の会社みたいに上がらないし、院長が偉そうで理不尽なのは変わらない。
環境を変えることは勇気が必要だ。もしあなたに勇気があるなら、ステップを無視して今すぐに行動するのも良策。
幸運を祈る。
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