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高齢者の筋トレの注意点。バルサルバを意識しないでの指導は危険すぎる理由

 

どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!

 

バルサルバ効果を知らないで筋トレしている人はガチで注意。

  • デイサービスで器具を頻繁に使ったり、機能訓練で力を入れて行う
  • 整骨院・接骨院でトレーニングを取り入れている
  • 高齢者に筋トレの指導をしている

上記に当てはまりバルサルバって聞いた事あるけど、なんだっけ?って人は一度確認に意味も込めてチェックしてほしい。

 

 

バルサルバ効果とは?簡単に説明

バルサルバ効果とは簡単に言うと「いきむと血圧が上がる」身体の生理作用のこと。

具体的に血圧が上がる流れとしては

いきんで息が止まる

胸腔内圧の上昇

大静脈が圧迫

静脈血の心臓への還流が減少

(心拍出量の減少)

血圧の低下

圧受容器の刺激の低下

血圧上昇

 

体ってホメオスタシスがあるから、生命に危険があると対処しようとする。体温が上がれば汗をかいて調節するし、寒ければ振戦を起こす。

これって血圧に対しても同じで、一気に血圧が下がると体は危険と判断する。

つまり血圧が下がれば上げる必要があるわけだ。

これがバルサルバ効果の簡単な流れとなる。

 

ただウィキペディアなんかには腹腔内圧の上昇に〜と書かれているけど、腹腔内圧って誰しも無意識に上げられるものではないのでちょっと疑問。

さて、ここまで読んでもらうと全体像が見えて来るはず。

高齢者への筋トレはリスクがあることを知っておくこと

恐らく多くの人は知っているか指導されていると思うけど、中にはそのまま普通に行っている人もいるかもしれない。

事実として筋トレや筋出力エクササイズ系は力を入れる瞬間、意識付けが足らないと高齢者は「息を止めていきむ」ことが非常に多い。

高齢者は基本的に血圧が高い人が多いので、これって知らずにガシガシ行うと血圧が上がって最悪のパターンになることもあるわけだ。

 

これって当たり前に聞こえるけど、実際の問題としてきちんと行えているのか改めて見直してほしい。

指導する方もそうだけど、バルサルバ効果なんて学校で習うんだから頭の隅っこには入っているはず・・・・?

 

高齢者に筋トレを促す時の注意点

高齢者に筋トレを促す時の注意点として、呼吸をさせることが大切になる。

呼吸を止めていきまなければ大静脈が圧迫されるリスクは少なくなり、結果として血圧の一過性の上昇を防ぐことができる。

これは明日にでも実践できるのでデイサービスで器具を使っていたり、普段の施術の中でいきむケースが多い場合は指導してみてほしい。

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