どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
今回は経費のお話。
そもそも経費は使えばいいというのは間違いで、大切なのは使い方になる。
いわゆる飲食代に何十万円も使っているのに、宣伝広告費に月数百円とかだと話にならないよね。
売上を上げたいなら自己満足ではなく、お金に近い事にお金を使うべき。
あなたがもし院の経費を見直したいなら、単発の手間で長期間な費用が浮くので、即座に行動すべきだと思うよ。
間違った経費の使い方
経費だから!経費だからと言って何も考えずに使っていると結構危ない。なぜなら経費という言葉に惑わされて実際の数字を意識していないことがあるから。
つまりそもそも経費で相殺した最終的な売上金額と、経費を使わない売上金額とどっちがどのぐらい院にとってプラスなのかをわかっていない人が多いわけだ。
経費使いまくり!でも経費使わない方が残っているキャッシュは多い…!なんてことになる。
あなたは自分が経費で楽しむために開院したの?って状態。
また経費は必要だから認められているわけで、事業規模と明らかに離れている金額を使っている場合は経費として認められないこともある。あくまで売り上げに貢献した費用を経費と使うわけだ。
整骨院の中には保険請求しない場合は数字として残りにくいから、中には売上として計算しない人もいる。いわゆる所得隠しになるわけだけど、もちろん立派な犯罪。
やるなら見つかってどうなるかを天秤に掛けてほしい。
というかそれを当たり前にやってしまうとなんのために開業したのかわからなくなるよ・・・
整骨院、整体院でも経費削減のメリット
経費は削減すれば必ずしもいいわけではないけど、当然削減にはメリットがある。
それが経費を違う経費に使えるってこと。
どこの院もそうだけど、ある程度使用金額というのが決まっているはず。その具体的な数字は院や規模によって違うと思うけど。
ただここで気を付けたいのが、売上に近いことに使えているのか?と言う点。
接待交際費ばかりに使って宣伝費に使えていない・・・なんてことはあってはならない。
もちろんどのぐらい抑えて、どのぐらい使うべきかっていう判断は大切。
経費削減は翌年の税収もポイントだけど、経費に使うために経費を削減するというメリットがある。
整骨院・接骨院の経費一覧
経費には大きく分けて固定経費と変動経費がある。これは一般家庭でも同じだね。
整骨院の固定経費について
- 地代家賃
- 賃借料(リース代、駐車場代)
- 通信費(電話、インターネット)
- 新聞図書費(新聞、雑誌代)
- 水道光熱費
- 損害保険料
- 販売費(ウォーターサーバー)
- 広告宣伝費
- 給料賃金費
- (福利厚生費)
おおむねこのあたりが一般的な固定経費になると思う。
あとはカーペットやスリッパ関係も比較的多い固定経費になる。
福利厚生に関しては個人経営だとほぼ関係ないと言えるよね。
整骨院の変動経費について
- 雑費
- 仕入れ費(サポーターなどの物販)
- 接待交際費
- 消耗品費
- 減価償却費
- (広告宣伝費)
整骨院や整体院の変動経費って結構少ない。その多くは雑費や販売に関わる仕入の費用になるはず。
本来は広告宣伝費は変動でなく、固定に入れた方がいいかもしれないけど、一応両方に書いておいた。
整骨院・鍼灸院の経費削減方法
経費は基本的に変動経費ではなく固定経費を削減すべき。変動経費は結局変動するから毎回調節が大変だけど、固定経費は一回設定しちゃえばそのまま継続できる。
- 地代家賃→更新時の交渉
- 賃借料(リース代、駐車場代)→更新時の交渉
- 通信費(電話、インターネット)→即座に可能
- 新聞図書費(新聞、雑誌代)→見直しorそのまま
- 水道光熱費→即座に可能
- 損害保険料→即座に可能もする必要があるかは微妙
- 販売費(ウォーターサーバー)→即座に可能
- 広告宣伝費→削減よりも増やすこと
- 給料賃金費→難しい
(福利厚生費)
給料を削減して経費を浮かせるなんて第一選択ではないし、賃料は更新でもないのに交渉は中々しにくい。
雑誌代については余程買いこまなければ問題にならない。損害保険料も契約により変更できないケースもあるのでちょっとパス。
すると現実的なのは通信費、水道光熱費、販売費(ウォーターサーバー)となる。これらについてはもう少し詳しみていこう。
通信費の経費を削減する方法
今の時代普通にNTTなどとだけ契約していると、それなりに高い。電話基本料金1500円+通信費6000円とか取られるよね。めちゃ高い。
最近だとフレッツ光のプランが安く電話基本料金500円+通信費5000円ぐらいで契約できる。もちろん契約によっては多少異なるけど。
じゃあフレッツ光にすればいいのね。ってなるけど、気を付けたいのが家電量販店やNTTの公式ページで契約しないこと。
家電量販店は説明とかは確かにわかりやすいけど、あれって基本的に余計なプランに加入させられる可能性が結構あるんだよね。みんなも経験あると思う。
公式ページについては初期費用が高かったり、乗り換え時に解約金がかかるからそれならサービスが代理店でネット契約をしちゃった方が賢い。中には高額なキャッシュバックもあるし。
注意点として・・・
光電話は停電時に使用できなかったり、時報などの特殊な番号に繋がらないことがある。→これは自分の携帯でOKだね。
工事が必要なことがある→代理店に確認をすればOK
工事費が掛かることがある→キャッシュバックでお釣りがきます
あとは専門家に聞いちゃった方が早い。個人的に調べた感じだと下記の代理店がよさそう。余計なオプションに入らなくていいものや、法人・個人事業主専用、料金シミュレーションができる会社など、とりあえず相談してよさそうなところを選べば、問題ない。
■フレッツ光などはキャッシュバックが受けたいならオプション加入が条件だったりするけど下の代理店は基本的にそういった心配はないのでおすすめ。キャッシュバックも結構もらえる。
■法人・個人事業主専用はこちら
■回線の選択肢が多くて「料金シミュレーション」が受けられるのはこちら
通信費を見直すだけで、通常7500円が5500円まで安くなる可能性が現実的にある。2000円の削減。毎月ね。
一回の手間で毎月2000円経費が浮くなら、かなり大きいと思うよ。早ければ早い程その効果は大きいと言える。
水道光熱費の経費を削減する方法
最近だと電力自由化やガスも僕たち消費者が選択できるようになっているのはみんなも知っていると思う。
ただ僕たちの業種でいるとガスに関してはそこまで使わないので、電気に注目していこう。
電気に関しては使い方によって異なるだろうから、これは完全に電気料金プランを診断してもらった方がいいね。
■法人⇒・完全無料・全国対応・簡単20秒・最大5社紹介!高圧電気料金一括見積もりサイトは「スイッチビズ」
■個人⇒
一応ガスの比較サイトもあったので、そこまで変わらないと思うけど興味がある方はどうぞ。
■プロパンガス料金を比較し、最適なガス会社を選ぼう!【エネピ】
こちらもガスの比較サイト。
ウォーターサーバーの経費を削減する方法
最近では院にウォーターサーバーを置いているとこもかなり多くなった。むしろない方が少ない?
ウォーターサーバーについては安い水かつ電気代がかからないものを選ぶしか方法はないよね。すると数は限られてくる。
アクアクララとコスモウォーターを選んでおけば問題ないだろう。アルピナウォーターは水の価格は安いけど電気代が他の倍ぐらいかかるのでパス。
あとは個人的にプレミアムウォーター
固定費削減のおまけ。Wi-Fiを使うのも賢い選択
固定費でポイントとして通信費を上げたけどあれって別にセットじゃないといけないってわけではない。
例えば固定電話基本料金+Wi-Fiだっていいよね。あ、もちろんfaxは必要だよ。忘れずに。
僕が実際使っているWi-FiはBroad WiMAXって言って月に3500円ちょっと。3日で10GB使わないと速度制限かからないし、かかるのも夜の時間帯だけだから、十分過ぎる。
あ、ちなみに3日で10GBを越えない限り、月にどれだけ使っても制限はかからないとのこと!
整骨院や整体院なんてネット回線ってそんなに使わないんだから、Wi-Fiでも全然OKって考えもいいと思う。むしろこれが一番安いかもね。
ただここはネットからの申し込みじゃないと契約料が取られるので、必ずWEBから申しこむこと。人件費を削減する努力が素晴らしい!
変動費の経費削減について
変動費は固定費よりもチェック項目が多いし、人も任せられないから大変だけど、仕入先を決めておくのは有効だよね。長い目で見ると全然違うから、1箇所でまとめはあまりよくない。
テーピングならここ。
包帯ならここ。
サポーターならここ。
って感じにメモでもして決めておくといいね。一回調べればOKなんだからこういった雑務はとても大切。
支払い方法&帳簿管理もポイント
支払い方は色々あるけど、出来る限りクレジットカード支払をおすすめする。というのは管理がしやすいから。
特にクラウド会計サービスと連繋させておくことでイチイチ、レシートで確認したりエクセルにポチポチ入力する必要がない。自動的にリンクするので毎回入力の手間がなくなる。
計算する時間の手間がなくなることや、毎回入力する手間がないって本当に大きいよね。
ただ利用履歴を郵送でなく、ネットにしていると古いのは見られないことが会社によってあるので、3ヶ月に1回ぐらいはダウンロードしておこう。郵送にしておけば間違いはない。
クラウド会計サービスって何?って人は下の記事をどうぞ。
→クラウド会計って知ってる?整骨院・整体院の経理&確定申告もこれでOK!
そしてこうやって色々書いていても実は僕には肝心なところがわからないので、アドバイス出来ないことがある。結構現実的で大切なこと。
院により売上が違うから最適な経費金額がわからない
そもそも売上を含めた環境が違うから、とのぐらいの経費を使えばいいのかわからない…。
でも経費って「どのぐらい使えるのか?」「使えばいいのか?」がわからないとどうしようもない。削れるところは削っても使える金額がわからないとね…
だから僕はプロに相談しちゃうのが手っ取り早いと思う。というか僕はわからなかったらお金を出してもプロに相談している。
今の時代、ファイナンシャルプランナーや税理士、弁護士まで無料で相談できる時代。
これを使わない手はない。
ちなみに僕も複業の申告が大変だから税理士に相談して、一部任せることにした。
会う時間は取られるかもしれないけど、相談は無料だしプロの意見を聞くのは間違い無く必要。分からないことを自己流でやるのは危ないからね。また年度末の申告もプロに任せられるなら任せちゃった方がいい。
これは大手だとか個人事業主だとか複業だとか関係なく「自分がわからなくて時間がかかる仕事はお金を払ってでも人に頼むこと」が重要だからだ。
その浮いた時間で自分にしか出来ないことをやるべき。それが集客についての勉強だったり、院をよりよくするための考える時間だったりする。
白か青どっちがいいとか、データやら、申告もやらないと…家族分は?とかなるとしんどいよ。その勉強するならFxの勉強やブログの勉強、役立つ情報を発信した方が遥かに効率的。
経費に悩んだり年末調節で大変な時間、苦労する時間を人にお金を払うことで請け負ってもらい、自分は自分にしか出来ないことをする。
これで事業が加速する。
逆に全部自分でやろうと思って手を出していると、それに時間が取られて中々進めないよね。
どのぐらいまで経費を使えるかの線引きは「経営」していく上で大切なポイントだからよく考えてみてほしい。
僕たち素人はこのあたりが難しい。特に明確な線引きが乏しい個人事業主なら尚更…
以上で整骨院、接骨院での経費についてとその削減方法は終わりになります。参考になれば幸いです。