どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
国家試験の自己採点が終わり合格がある程度見込めた場合、次は就職先の検討が必要となる。
ある程度は教員や講師に要望を聞かれたりするかもしれないけど、その場合や自分で探す場合に気を付けなくてはいけない点がある。
特に最初の職場は大切で、いきなり外れを引くとそれが基準になりかねないから注意が必要だ。
ここでは外れを引かない為の考え方と、職場を選ぶ際に一番大切なことについて説明していこうと思う。
選んではいけない2つの職場
最初に気を付けたいのが、選んではいけない職場について。
ケースバイケースだが基本的には最初は「大手チェーンの整骨院」と「パイプやメリットがない小さな職場」はすすめない。
“研修制度しっかりしていますよ”、“しっかりしていれば若くして院長になれますよ”、“治療を手取り足取り教えます”こんなうたい文句がよく耳に入るけど、確かにメリットもある。けどデメリットにも目を向けるべき。
ではなぜ大手チェーンの整骨院やコネやメリットがない職場を選んではいけないと、管理人は考えているのか説明していく。
大手チェーンの整骨院をすすめない理由
大手のよくある宣伝文句に“研修制度しっかりしていますよ”、“しっかりしていれば若くして院長になれますよ”と言うのがあるけど、本当にいいことしか書いていないと思う。
まあそれは経営上必要な事だし、否定はしない。しかしこれは知らない人にとっては甘い言葉にしか感じないと思う。
そもそも大手チェーンの整骨院の多くはマッサージが主体だ。
(最初からマッサージ主体の整骨院がやりたかったなら勤めるといいを思うマッサージを否定しているわけではないので勘違いしないでね)。
研修制度についてもそうだけど、そもそも研修制度は基本的にどこの職場でもある程度はある。というかそもそもないとまずい。
まあ大手独自のメソッドはあるかもしれないが、正直他の目的と天秤にすると宙に浮いてしまうだろう。
院長候補?うん、院長に興味があるならなってもいいと思う。
しかしそれは今やるべきことではないだろう。
大手整骨院に勤める2つのメリット
ただ大手は大手でメリットがある。これは他の整骨院や治療院になりので、大きなメリットと言える。
それが福利厚生と横のつながりだ。
大手整骨院のメリットその1 福利厚生
まず1つめが「福利厚生」
個人の整骨院、接骨院、鍼灸整骨院などは福利厚生はほぼないと思って間違いない。
社保ない、労災なし、中には有給すら取れないところもあるかもしれない。
その点大手の整骨院・接骨院はしっかりしているから安心できる。
大手から個人院へ行ったら驚くだろうし、個人院から大手に行っても驚くと思う。
整骨院業界では幻化していると言っても過言ではない福利厚生があるのは大きなメリットだ。
大手整骨院のメリットその2 横のつながり
2つ目は「横のつながり」
下でも書いているけど横のつながりは大切。その点、大手なら人数が多いので横のつながりを獲得するチャンスが多い。
柔整業界で生きていくなら必須とも言える横のつながりをゲットするなら、人数が多いところに勤めるのが手っ取り早いよねって話。
特に年数を重ねて成長していくと面白いのが、意外と同じ経歴にならず、目指すものが違ってくるということ。
これって実は強くて、お互いにくっつきあると市場では大きなパワーになることもある。
横のつながり大切よ。
パイプやメリットがない小さな職場をすすめない理由
これは言葉がきついけど。時間の浪費になりかねない。
「院長が手取り足取り教えます」
それが今の時代にあっていれば教えてもらえればいいだろう。
治療方法や見解は日々変わっていく為、院長が昔の知識ばっかりでやっている院は危ない。
そのような内容を教えてもらってもしょうがないだろう。
もちろんスタッフによってはすげー!!って人はいるかもしれないが、そんなのすぐなくなる。そうそう自院の院長が常に自分の中でトップとはならない。なる人は余程恵まれている人か、余程世間を知らない人だろう。
それに今の時代、手取り足取り教えてもらわなくても正しいセミナーを選択すれば最新の情報が手に入る。
まあ中にはそこで手に入れた手技などをうちでは使うなとか言う院長もいるから、行動を制限される意味でもそのような職場を選ぶことはお勧めしない。
逆に自由になんでもやらせてくれる院長のところはいいかもしれない。まあ珍しいけど。
横に強いパイプを持った先生、特に同じ業種の違う業務のパイプを持っている先生のところならといいだろう。この業界は横のつながりがメチャクチャ大事だからだ。
古い知識を入れられ、新しい事もできず、パイプもない先生のもとで働くメリットは、申し訳ないがあまり感じられない。
時間の浪費になってしまう。
失敗しない職場選びのための1番大切な考え方
柔道整復師や鍼灸師で間違った職場を選ばないようにする1番大切なことについてはめちゃくちゃ簡単。
それは自分の将来のビジョンと職場のメリットのギャップだ。
そもそも就職する時に何を基準に職場を選ぶのだろうか?
この考えを間違えるとはっきり言ってスタートで躓いてしまっている。
給料?休み?
うんうん。間違いなく大事だ。間違いない。しかしよく考えてみてほしい。
そもそもなんで柔整師になったのか?
給料がほしくてなったのか?ならサラリーマンの方がよかったんじゃない?
休みがほしい?ならそもそも休みが多い業種につくべきだったね。
そう。基本的に給料や休みを目的に職場を選んではいけない。職場を選ぶ際はどうしても、どうしても気になってしまうけど、大事なことは目的意識を持って職場を選ぶことだ。
これは上記に書いたおすすめできない職場と根本が一致する。自分のビジョンから外れるこれは極力しない方が無難。
間違った職場を選ばないようにする3つの具体的な方法
これは比較的簡単だ。3つ方法あるけど2つは簡単に実践できるため迷ったら行うといいだろう。
自分のビジョンと離れない為に情報を集めよう。
1.インターネットで情報を集める
エキテンやフェイスブックページなど院の情報をインターネット上に載せているところは多い。今では簡単に集める事が出来るので簡単。
院の情報がない場合、それは選んではいけない職場かネットと使う必要がない程いい?院だろう。基本的に前者だけど。
そして今の時代なら柔整師向けの求人サイトに登録するのもオススメ。
こちらで比較している。
→柔道整復師・鍼灸師の求人サイト13社の比較・まとめ!おすすめや転職のポイントとは
管理人のおすすめはジョブノート。求人数も多いし、サポートも充実していてお祝い金も業界最高値。おすすめ。
→柔整師・鍼灸師の求人転職サイト「ジョブノート」に登録・取材して分かった6つメリットとは?
こっちも求人先の情報がクリアなので、騙されたりする心配はないのでおすすめ。中には「あれ?」って感じの求人サイトもあるから注意してね。
→女性・セラピストにおすすめの転職サイト「キャリさぽ」登録・取材してわかった6つのメリット
2.教師や先輩に聞いてみる
これも比較的簡単な方法。
聞けばよほどの事がない限り教えてくれるだろう。先輩に頼る事は大切なことだ。
3.実際に行ってみる
中に入らないにしても実際に外から見てみたり、観察する事は一番大切かもしれない。
患者さんの流れや雰囲気など自分で感じるところもあるだろう。
距離的な問題があるのが難点かな。
個人的におすすめする就職先
一番は自分の目的・ビジョンとマッチしている職場だけど、でもわからないよ・・・という後輩にアドバイス。
あくまで個人的な話だが参考にはなると思う。
個人的に最初におすすめする職場は「治療施設がある整形外科」だ。
例えば柔整師が3人以上いて外来人数が150人はかたいなどのある程度の条件があるが、基本的に大きな問題はないはず。
この手の職場には教えてくれる先輩はいるし、レントゲンも見れるし、骨折をはじめとする外傷も多くくる。
理学療法士がいてリハビリのやり方も教えてもらえるかもしれない。
柔道整復師に必要であろう内容を幅広くカバーできる職場と言える。
迷ったら治療施設がある整形外科を選ぼう。
ただ最近は整形外科やクリニックの求人情報は回ってこないので、専門の講師に相談してみるといいだろう。
その為に必要なことはこちらで確認してほしい。
→僕が専門学校で常に上位の成績を取ろうとし、実行した2つの理由
一番大事な事は将来のビジョンや目的意識を持つ
自分は何がしたくて柔道整復師になったのか。
専門時代に見つけたやりたい事はなんだ。
これを必ず自分の中で確立してほしい。逆にこの目的がしっかりした上で職場を選択できたなら、それはどこに勤めても正解だと言える。それは大手でもそうだ。
これは若い柔整師に常に持っていてほしいこと。
でもそんなのに疲れっちゃた場合はこっちの記事も参考になるかもしれないので、チェックしてほしい。
→整骨院を辞めたい柔整師はコレ!介護現場で機能訓練指導員として働くメリットを紹介する
おわりに
いかがだったろうか。
今回書いたことは本当に大事な内容なので、もし職場選びに迷っているなら是非参考にしてほしい。
ちなみに柔整師向けに求人・転職サイトをまとめたので、参考になるかも。
また職場選びでどうしても迷っている場合は気軽に「お問合せ」から連絡してほしい。
大切なことはビジョンを持って生きる事。それがあればどこの職場でも問題はないかもね。