どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
学生やこれから養成学校(専門学校)に入るって人には申し訳ないけど、今回は柔道整復師の現状について書いていこうと思う。
はっきり言って結構キツイ中身となっている。夢がどっさりなうぉぉぉ!って人は見ないことをおすすめする。
柔整師のオワコン説は本当か?
そもそもオワコンとは
そもそもオワコンって何?ところ。Wikipediaではこう説明している。
オワコン(おわコン、終わコン、終わったコンテンツとも)とは、主に一般ユーザーに飽きられてしまい、一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったこと、およびブームが去って流行遅れになった漫画・アニメや商品・サービスを意味するインターネットスラングである。
Wikipediaより
元々はインターネット用語として使われてきた。
「あれオワコンだよなー」
「○○のサービス、オワコン!」
ってな感じ。ただ最近ではインターネットに限らず、リアルな世界でもオワコンが使われてきている。
つまり柔道整復師のオワコンとは、柔道整復師が世間からみて存在意義が失われつつあることを指す。
いや厳密に言えば世間からと言うよりも、厚生労働省、つまり国からと言った表現か正しいかな。
では次にその理由をみて貰いたい。
柔道整復師がオワコンの4つの理由
管理人がなぜ柔道整復師がオワコンだと思っているのか4つの理由をチェックしてみてね。
収入が少ない
柔道整復師って基本的に収入が少ない。
雇われ院長で30万前後が普通かな。管理人の友達には50万クラスがいるけど、努力してるしオーナーにも恵まれたのもあるね。
では何で収入が少ないかと言うと、柔道整復師の絶対数が増えたから。単純に需要と供給の関係で柔道整復師というブランドというか、価値が薄まってきている。毎年5000人増えればそりゃそうだ。って感じ。
あとはやはり診療範囲の問題。今までは何も考えずに多部位請求をしていたけど、いい加減問題だよね。今までと同じようなやり方では生活はできない。
風当たりが強い
柔整業界って風当たりが強い。
例えばちょっと前に整骨院と歯科医院が悪い人に脅されて?不正請求してたよね。来ていないのに来ているふうにして。そこで真っ先に叩かれるのは柔整の方。少ししたら他のも明るみになるけど、先に叩かれる方がインパクトが強い。
と言うか不正請求って言われているけど、。例えばPTで1単位20分きっちりやっている?やってないところも多い。単純に額面を見ればどっちを先に手を付けるかは簡単な問題だけど、単純に医者は強いってのと下の問題もある。
柔整は社会的地位が低すぎる。これは業界を背負う団体のせいと言ってもいいだろう。もうどうしようもないけどね。
業界にまとまりがない
柔道整復師の団体って結構ある。
1番大きいのは社団柔道整復師会だけど、JBやら全国に大小100以上あると言われている。
これだけ業界がキツイのにそれぞれが営利目的に走り、自分たちの懐しか気にしないんだからどうしようもない。
本来、柔道整復師の業界をどうにかしないといけない上がある種打つ手なしで、現実問題としてあまりいい話は聞かない。もちろん改正内容の様に外傷特化院は単価があがり、全く問題ない。でもそれでやっていける院はそうそうない。
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【柔整】平成28年度療養費改定について【整骨院】
先日平成28度の柔整師療養費改定が行われました。 今回はどのような変更があったのでしょうか?
やっぱり個人として力をつけるのが正解なんだろうね。
ただ言わせて貰いたい
今の年代は確かに問題はある。ただ1番の問題は上の世代だよね。4部位、5部位請求当たり前。そりゃあ年収2000万いく。
「今の年代は可哀相だよね。毎月年金払っても大して貰えないんだから…」とは言うけど「今の柔整は大半だよね…僕らのせいで叩かれているんだから…」とは言わないよね。
もちろん頑張ってくれている人もいるのは間違いない。海外活動したり、団体で勉強会を開いたり。ただどうしようもない人もいるのも事実で、それはどの年代も一緒。
そう考えるとやっぱり業界が時代・世間について行けていないってのがあるんだろうね。一部が頑張っても、一部だけではダメなぐらい数が増えてしまっているんだなぁ。
まあ一端のぺーぺーが何を言ってるんだと思われるかもしれないけど、一端が現実的に感じている事はこんなことなんだよね。
ってこんなこと書いているけど、心の一部では普通に柔道整復師ってすげーよ!って思っている部分もある。
→柔整師の仕事って普通に凄い。社会貢献としてみると大したもの
柔整がオワコンでも人生はオワコンにしてはいけない
このブログでも常々言っているけど、柔道整復師を人生のメインにしてはいけない。あくまで人生の一部に柔道整復師として存在していると考えるべき。
そうすれば柔整が仮にダメでも人生はダメにならない。常に人生の一部と考えれば、この業界がどうなろうとそこまで悲観的にならないでいけると思うよ。
そして業界がどうにかしてくれると言う楽観的な考えは間違っても持たないこと。毎日どうするべきか考えるのが最低限生き残る一歩となると思うよ。
もちろん業界の一発逆転もあるかもしれないけど。
僕たちは柔道整復師だけど、それ以前に人として人生を歩んでいるんだ。