どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
何をもって中堅かは難しい判断だけど、今回は管理人か感じた「学生時代にもっと勉強しておけばよかったな…」と思った教科を紹介しておこうと思う。
どうせ将来必要になるのなら最初からしっかり勉強しておけばいいよねって記事になる。
勉強は間違いなく学生時代よりも自主性という面から大変になるから、義務レベルでできる学生時代にしっかりやっておこう!
中堅柔整師がもっと勉強しておけばよかった教科
最初に言っちゃうと2つとは「解剖学」と「生理学」になる。
結構ありきたりだけど、改めてその理由を確認して誤解しないようにしてほしい。
この2つは国試対策でもかなり重要な教科となる。
解剖学が必要と感じた理由
やっぱり解剖学って何をするのにも基本中の基本。逆に知ってて当たり前…みたいな感じになる。
柔整理論、運動学、整形外科学をはじめとする他の教科の基本となる。
- 単語が分からないのに、英語が話せる?
- 単語がわからないのに骨折がわかる?
解剖学は基本中の基本。
管理人的に今思うともっと深くきちんと理解しておけばよかった。学生レベルの教科書でも個体差はあるにしても基本的なところは変わらないからね。
例えば参考書を読んででも「あれ?ここってこんな構造だっけ?」と思うことかある。そうするとそこの構造を調べてからでないと、参考書の内容を進むことができないことが多い。
いちいち手を止めて脱線するのはインプットスピードを圧倒的に遅くする。
だからあらゆる参考書や勉強、セミナーで必要になる解剖学は特に勉強すべき。
解剖学を勉強するにあたっての注意点
教科書的だとあくまで表面の知識でしかない。特に感じるのが2Dで解説が進むという点。本来身体は立体なんだから3Dで考える必要があるわけだよね。
普段からどういった向きでどうなっているかは理解すべきだったと今なら思う。
解剖学はあくまで教科書
「解剖学はあくまで教科書」ってなんだ?って感じたと思うけど、個体差があることも頭に入れておくべき。
全員が全員同じ起始停止とは限らないし、使い方によっては解剖学上、明らかに異なることもある。
臨機応変に解剖を理解し、対応する必要がある。
教科書ではこうだから!と頭を硬くして覚えるのはリスクがあると言うこと。
解剖学の理想の考え方、勉強内容
例えばだけど、筋肉に関して言えば管理人的に理想だと思うのは走行を理解して支配神経を覚えておくこと。作用なんかはあとからいくらでも頭に入ってくる。
体表から考えてどういった走行を辿るかの理解は必要だと感じる。
特に運動器関連の解剖学は必須。
内臓解剖なんかは何を勉強するかによって異なるので、微妙。もちろん理解しておく必要はあるけどね。
生理学が必要と感じた理由
生理学も大切な教科だと今ならはっきりと言える。
例えば筋肉がなぜ収縮するかの一連の流れや、反射(病的なものではない)関連はかなり実用的。
解剖学で体の構造を学んだら、それを動かす仕組みも理解する必要がある。
例えば「筋は自動収縮するけど、自動伸張しない理由は?」と「筋が遠心性収縮に弱い理由」は紐付けできるだろうし、なぜ痛みがあるところに手を当てると痛みが和らぐのか?も説明ができる。
基本的に解剖学と生理学はペアと考えるといいだろう。
生理学を勉強するするにあたっての注意点
生理学は時代とともに理論的なところが変化する。
例えば以前なら、怪我の後やトレーニングの後は炎症を抑えるためにアイシングが有効とされていたけど、近年では本当にそうか?となってきている。
そもそもアイシングは疼痛のコントロールにはいいけど、痛みが我慢できるならする必要はない。
トレーニング後のアイシングは筋力アップを低下させるというデータも出ている。
時代は常に変わるのだから新しい考え方には敏感になる必要があるわけだ。
これは学生の頃に習ったものとは違うし、知らないことも含まれる。
乳酸についても今では疲労物質と考えられていないしね。これは教科書的にも変わっているはず。
このように学校で習う生理学は全てではなく、むしろ古い情報が多いと覚えておく必要があるだろう。
では他の教科は必要ないのか?
解剖学、生理学が最優先って言うと他の教科は必要ないの?と思われがちだけど、もちろんそんな事はない。
ただ優先順位を下げるのも事実。
それに関しては「柔道整復師の学生が力を入れるべき授業ランキング」をチェックしてほしい。
結構具体的に解説している。
おわりに
ここではやっておけばよかった!を紹介したけど、学生時代って結局何が必要かわからないって問題があるよね。今だからこそ憶えておいた方がよかったな!と思っても、当時はわからない。
なら取りあえず解剖学と生理学は全て覚えるぐらいの気持ちで勉強しておくといいね。
この2教科は将来どの道へ行っても使える重要な教科だとはっきりと言える。
間違いなく大切にすべき教科だろう。