どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!
強烈なメッセージを頂いた。
それは妻子がいて6ヶ月で600万円を失った柔道整復師の実話。
僕のところにはちょこちょこ相談メッセージがくるけど、それは異質だった。もちろんみんなそれぞれの悩みがあり、困っている事実には変わりないけど、今までのどの相談よりインパクトが強かったんだ。
今回はプログとして書いてもいいとのことなので、エピソードやそれについて感じたこと・思ったことをまとめてみた。
本当は1/1は違う記事をアップする予定だったんだけど、どの記事よりも必要と感じたから公開を早めた。
ぜひ読んで欲しい内容となっている。
※個人が特定されないように少しいじってます。
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30代前半妻子あり。閉院します。
経歴は似ていた。
高校を卒業後、そのまま現役で専門学校へ入り業界に飛び込んだ。
そこから整形外科・整骨院に勤めての開業。年齢的にも近い。
今年の夏に開業し12月いっぱいで閉院。その期間わずか6ヶ月。
投資した金額:600万円。
得たもの:鬱。ネガティブ。
そして経験。
ただ彼は向かい合っていた
世間的にみたら挫折になるんだろうけど、彼はその強烈な劣等感や憂鬱にきちんと向かい合っていた。
自分の経験不足、知識、
勉強不足からこの結果を生み出してしまったのは間違い無いです。
これは大きなポイントとなる。
失敗をきちんと向かい合うのはメチャクチャ辛い。思い出すわけだから、精神がメチャクチャ削られる。
でもこの向かい合うという行為を怠ると一生進めない。
彼は600万円をドブに捨てたものと書いていたけど、まず向かい合うだけでドブに捨ててはいない。
そしてこの600万円を失ったと言う事実から学習して次に活かせてるなら、それは600万円以上の価値になると僕は確信している。
大丈夫、命は残っている。
そしてまだ若い。
整骨院を閉院するにあたって何がだめだったか?
本人のメッセージを要約すると
- 整形外科や整骨院で学んだ知識は使えない
- 情報弱者(世間を知らな過ぎた)だった
- 世間をあまくみていた
つまり知識、経験、そしてマインドの不足だった。
HPもどうしたらいいかわからない。
チラシも撒くけど効果が出ない。
立地も悪い。
何かに特化しているわけではない
何をしたらいいのかわからない。
ぶっちゃけどうしようもなく、どうしたらいいかわからかったんだと思う。
そんなメッセージを読んでいく中で感じた彼の印象は「良くも悪くもチャレンジも少く、失敗も少ない人生」
ちなみに彼からのメッセージには悪質なHP作成会社の高額リースを組んでしまったのも書いてあった・・・
悪質な会社は開院したての院を狙う。
→→整骨院・接骨院を対象にしたHP制作会社の営業はガチで注意
今の彼が今求めているもの
彼からのメッセージにはこんな事も書かれていた。
何度も何度も自分の過去振り返って病みました。
大学行って公務員、それなりの就職しとけばなと…
昔は開業して金稼ぐぞって思ってましたが、今は休みとそれなりの給料ある安定志向でしたね
。日本の未来考えたら金稼ぐしかこれからは行きていけないです…貯金もないし年金もないし。悲観、不安しか出でこないんです
そう、柔整師としての不安からの脱出。
もちろんどの業種にも言えるけど、これから柔整師になりたいと考えている君、これも現実。
ただ僕に言わせれてもらうと、いわゆる普通の会社員も十分危ないけど…
彼が気にしていたことは僕にも当てはまる
彼には妻子がいる。
家族への心配事もメッセージの最後で書いていた。それはまぎれもなく家族への、子供への愛を感じた。
なんかホッとした。
子供をこんな時代に産んでしまったことに激しい後悔です。
「お子さんについても、後悔するのは○○さんではなく、
ありきたりですがお金はなくても本人が幸せならそれでいいと思い
彼の壮絶な経験に対して、ちっぽけな僕が言えるのはありきたりな言葉だけだった。でも事実。
最後に彼が書いたこと
彼はメッセージの最後にこう書き残した。
ダメな状態だと精神的にもいい方へはなかなか行かないですね
1月からは切り替えて働く予定です。
今までの中で一番悩んでますね。
開業して気がついたことは沢山あります。
ここまで圧倒的にネガティブな事をズラズラと書いて、本当に大丈夫か?と思っていたところ、最後に次の行動について書かれていてよかった。仕事も決まっているようだ。
開業→失敗→終わり
だと本当に何も残らない。
その600万の価値はなにか?失敗として終わりにしては本当に無価値になる。
これはこの600万は安くする人生にすれば大丈夫。
10年後、いい勉強だったと言って欲しいと思った。
メッセージを貰って
彼は辛い話を聞いて貰いたかったとメッセージをくれたんだけど、僕の中に響いた。
年齢や経歴も近かったのも要因の1つはだろうけど、何より彼のメッセージからは叫びが伝わってきた。
この叫びが響きに繋がったんだと思う。
だからこの叫びを他の人にも聞いてもらうべく記事として公開させてもらった。
これは他人事ではない。なぜなら・・・
彼は例外ではないことを頭に入れるべき
柔整師に限らず、多く事業者が5年以内に80%潰れる。
アメリカでも70〜90%の事業は潰れるとされている。
この数字をみた時に彼の失敗は当り前の事で例外ではないことがわかる。
じゃあ逆にどうしたら生き残っていけるのか?
またはそもそも生き残る必要があるのか?
それについてPart2でまとめてみた。
ぜひ続きも読んで欲しいと思う。
→柔道整復師は特別じゃない。600万円を失った彼の経験から学べること
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