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整骨院の無料サービスについて。取り組み方とそもそも無料戦略とは?

 

どもっ!柔整師でブロガーのAkira(@10sei_guide)だよ!

 

だから無料はやめとけって!

最近えんとつ町のプペルで有名なお笑い芸人のキングコング・西野氏が無料戦略を行ったけど、こと整骨院では慎重に行う必要がある。

整骨院・接骨院、鍼灸院、整体院などはサービスを多様化しようとすると「送迎無料」をはじめとする「○○無料」といったことを行うけど、よく考えてから行って欲しい。

もしやっているなら見直して、将来的に開業する予定なら頭に入れてほしい内容となっている。

 

 

無料戦略とは何か?メリットは?

最初に無料戦略とそれで得ることのメリットを一部書いていこうと思う。

そもそも無料戦略とは自社のサービスや商品を無料で提供することで認知度を上げたり、バックエンドの購入へつなげる戦略となる。

フロントエンドとバックエンドとは?整骨院、接骨院でも必ず用意する必要性

では具体的に無料を提供することで得られる整骨院のメリットを書いていこう。

来院のハードルを下げる(差別化)

例えばあなたはスポーツクラブに通おうし、いくつかの候補があるとする。

スポーツクラブの価格は大体8,000前後が相場。それに入会金もかかる。

口コミやネットでのクラブ内の内装などはチェックしても実際の使い心地はわからない・・・

A店もいいけど、B店も気になる・・・

そんな中、C店は春の新生活キャンペーンでなんと入会金無料でなおかつ初月無料で通うことが出来るとしていた。

これであえてA店に行くという人はいる?もちろん内装とかサービスが余程差があれば別だけどね。

そして一ヶ月も通えば多くの人はそこからあえてスポーツクラブでありがちな「器具の説明」や「館内の説明」や「入会金」といったハードルを越えてまで他の所に行こうとは思わなくなる。これが普通の思考。

これが無料の力である「来店のハードルを下げる」ということ。とりあえず来てもらうって感じだね。

これは美容室のマーケティングの話でも同じようなことを書いてあるので、読んでいない人はチェックしてほしい。

美容師のマーケティング考察例。商売は悩みから始まることを忘れないこと

今回は違う業種だけど似ている「美容師・美容室」のマーケティングとなる。いつでも悩みというニーズから商売が始まるわけだけと、その業界にいるとわからない事って少なくない。今回は柔道整復師が考える美容室のニッチな集客をチェックしてほしい。

 

認知度を上げる

広告をうつにしても「無料」の力は強く、人の心理から嫌でも目につくよね。

例えばスーパーに行って

「ニラ」と「レバー」と「たれ」をセットでお買い上げのお客様にはもれなく当店のプライベートブランドである「季節の酎ハイ」をプレゼント!

ってサービスが広告にあったら惹かれるよね。

アック
アック
よし、今日はニラレバで一杯やるか!

ってなりやすい。そしてそのセットの棚の手前に自社が売りにしている商品売上単価が高い商品を置けば、集客としては成功する可能性が高くなる。

またプライベートブランドの商品が顧客に指示されれば、固定客にもつながる。

無料は広告として強いんだよね。

 

無料は時に損感を植え付ける

無料と聞くと飛びつく人は多い。

人間って自分が得するよりも、他人と比べて損する時の方が、同じ価格でも損する感覚が強いとされている。

周りが得=自分の損っていう謎の方程式がたつ。

それが社会的規模で起こっているなら確かに損だけど、スーパーマーケットレベルだと損ではない。

そして自分が買えないとなぜかクレーム。わけがわからない。

わけがわからないクレームが起きる程、無料は強烈なお得感が強くでるのだ。

 

無料戦略をするのに用意するもの

ここまで読むと「無料スゲー」ってなるけど、よく読んでほしい。

上に当てはまるのは「単価が高い月額課金」「収益性が高いものへの誘導」「裏を返せば無料にしか食いつかないクレーマーの産生」がポイントとしてある。

これらは特に個人店では気を付けておきたいポイントとなっている。

じゃあ無料戦略できないの?と思う人もいるかもしれないけど、そんなことはない。

用意すべきものを用意すれば問題なくできる。一部紹介するので参考にしてほしい。

今回は無料送迎を行う場合を想定している。

強力なバックエンドを用意

これは商売の基本であるバックエンドを用意すること。

無料送迎しますよ。ただし自費治療60分以上の方、または回数券○○回以上ご購入の方は5回分送迎券をつけます。

など単価が高い商品の抱き合わせとして行うといいだろう。

これが仮に保険診療でやっている人に行ってはダメ。しかも1人だけなんてことになると普通に薄利過ぎる。それなら早く切り上げてバイトした方が割にいいでしょ。

 

もっと大きなビジョンがある

例えば将来的に地域を囲い込むぐらい大きなビジョンがあるなら、今のうちは我慢・・・って事で無料送迎するならいいだろう。

ただ1つ問題があってキャッシュフロー次第。逆にキャッシュフローが問題なければ全然あり。

ただ何となくの無料では一時は成功と感じるかもしれないけど、それはいつまで続かないで疲労し、長い目でみると失敗するだろう。

 

期間限定を必ずつけること

認知度を上げるために期間限定で行うならいいと思う。

だらだらといつまでも無料で行わないでやる分には無料って本当に魔法の言葉。

ただ問題の時だけ毎回やってもらうって人は上手くかわす必要がある。結局来院に繋がらなれば全く意味ないよねって話。

 

個人院が永続的に無料を続けているのは困難

上に無料を行う場合の例をいくつか書いたけど、これって意外と人がいないと厳しい。

送迎は誰がするの?企画は誰が考えるの?

これって結構疲労するよね。

ただ逆にテンプレートをあからじめコツコツ作っておいて実践するだけってなっていればいけるかも。

あとは人を雇うなら・雇っているならその人の時給も考えて価格設定すること。

例えば時給950円で受付を雇うなら、あなたは9分30秒間利益は上げられないということになる。(1分=100円計算)

まあ忙しく混んでいるならいいけどね。

 

最低限ここまで考えて無料というのを実行してほしい。

ただ何となくの無料は疲労するだけで売り上げは上がないってことになりかねないから注意。

 

無料客は問題を起こしやすいことそ理解すること

最後のアドバイスとして無料客は問題を起こしやすいことをよく頭に入れておいてほしい。

あくまで無料ということを忘れて・・・

  • なんでちゃんとやってくれないの!
  • なんであっちの方がサービスがいいの!
  • え?これからはお金取るの?ならいいわ・・・

こういったわけが分からない人を呼び寄せることに繋がるということを覚えておくこと。

無料の顧客ほどクレームが多く、お金を払う人はそれに対しプライドじゃないけど、そういったものを持ってくれる。

これってかなり現実的だからね。

エンジュ
エンジュ
資金力が少ない個人事業はよく考えてね

 

管理人が勉強している無料について

もし無料について何か考えている人はとりあえずこの本の35~85ページを読んでほしい。

なにごとも勉強。アウトプット出来れば本は非常にコスパが高い投資となる。

↑35~85ページは無料についてよく書かれている

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